2011年08月30日
62 原始的な希少な蜘蛛 キシノウエトタテグモ
昨日掲載されたコラムの主人公はキシノウエトタテグモ。
和歌山県自然博物館友の会主催の観察会がありました。
土の中に巣を作り、びたっと蓋をして獲物を待ち伏せします。

閉じていると、どこにあるかわかりません。とてもよく出来ています。
キノコが出る時期なら、冬虫夏草のクモタケの存在から見つけることができます。

バルーニングによる拡散をしないトタテグモ。
工事などが入らず安定した環境で生きつづけていました。
本物に会いたいと巣穴の前で待ち伏せしていたら、運よく対面でき、鼓動がおさまりませんでした。
(急に出てきたので驚いたのもあります。。)
蜘蛛は気持ち悪いと敬遠する人もいるかと思いますが、
糸の使い方、捕食方法、体つきやくらしぶりが多彩で、
とても魅力的な動物です。
たとえば、ストッキングのような柔らかい筒状の網を地中からのばすジグモ

ハンモックのような棚網を作るクサグモ


このような巣に入り込み、巣や餌を食べてしまうような、
イソウロウグモというのもいるのだそうです。(面白いですね)
また、夜行性で徘徊する大きなクモ、「アシダカグモ」はゴキブリを食べてくれる
ありがたい存在だと、副館長さんがおっしゃっていました。
クモは餌動物が豊富で自然が豊かなことを象徴してくれる動物です。
ぜひ、探してみてください。

図をクリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2011年8月29日掲載
無断転載を禁止します。
和歌山県自然博物館友の会主催の観察会がありました。
土の中に巣を作り、びたっと蓋をして獲物を待ち伏せします。
閉じていると、どこにあるかわかりません。とてもよく出来ています。
キノコが出る時期なら、冬虫夏草のクモタケの存在から見つけることができます。
バルーニングによる拡散をしないトタテグモ。
工事などが入らず安定した環境で生きつづけていました。
本物に会いたいと巣穴の前で待ち伏せしていたら、運よく対面でき、鼓動がおさまりませんでした。
(急に出てきたので驚いたのもあります。。)

蜘蛛は気持ち悪いと敬遠する人もいるかと思いますが、
糸の使い方、捕食方法、体つきやくらしぶりが多彩で、
とても魅力的な動物です。
たとえば、ストッキングのような柔らかい筒状の網を地中からのばすジグモ
ハンモックのような棚網を作るクサグモ
このような巣に入り込み、巣や餌を食べてしまうような、
イソウロウグモというのもいるのだそうです。(面白いですね)
また、夜行性で徘徊する大きなクモ、「アシダカグモ」はゴキブリを食べてくれる
ありがたい存在だと、副館長さんがおっしゃっていました。
クモは餌動物が豊富で自然が豊かなことを象徴してくれる動物です。
ぜひ、探してみてください。


図をクリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2011年8月29日掲載
無断転載を禁止します。
Posted by ポケット at 16:57│Comments(0)
│朝日新聞連載 わかやま動物ウオッチング