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プロフィール
ポケット
ポケット
松本朱実(まつもとあけみ)
動物教材研究所pocket                    

「pocket」の意味
動物解説員として東京の動物園に勤務中、カバンに骨や羽、模型などを詰めて小出ししながらガイドをしていました。子どもたちから「ドラエモンのポケットみたい!」と言ってもらい、以来、動物の不思議をわくわく発見できる働きかけをおこないたいと、この名前を使っています。                                              

もう1つの意味として、ポケットは、潜在する資源(動物の情報資料、人々の興味や探究心)ととらえ、これらを引き出して動物や環境に対する興味や認識を広げる支援をしたいと思っています。     
                                   
全国どこでも、いろいろな教材をカバン(ポケット)に詰めて出張授業や企業の研修機会など、遊びにうかがいます♪                    

ポケットにちなみ、カンガルーのイラストは近所の絵手紙を描かれる美術の専門の方に描いていただきました。有袋類は私が好きな分類群の1つで、飼育係をしていた頃、ダマワラビーの人工哺育をおこなった経験があります。

2011年06月11日

57 盲導犬とのくらし

連載記事でご紹介できなかった、取材での体験話をお伝えします。face01
国内で盲導犬を育成する機関の1つ、日本ライトハウスに、県内での盲導犬のユーザーをお尋ねしたところ、坂井さんを紹介いただきました。お宅に伺う時、盲導犬は家でも静かにしているのかな?私にどんな反応を示すかな?など、少し緊張して玄関のチャイムを押すと、大はしゃぎのナッティが飛び込んできました。人懐こい家庭犬と同じ印象です。「おとなしくしていなきゃ。あんた盲導犬なんやで」と微笑む坂井さんは、ユーモアに富む大らかな方で、そのお人柄にもひかれ、リラックスした雰囲気で楽しくお話させていただきました。
盲導犬を持つことにより、他の方に気兼ねなく、自由に行動ができ活動的になると言われました。ただ、県内には視覚障害者が利用できる娯楽施設が大阪などに比べそれほど多くなく、歩くよりは車で移動することが多いので、盲導犬を利用する必然性があまりないかもしれないとのことでした。坂井さんは電車やバスなどに乗り、あちこち遠出されますが、ぶつかられたり、連れている人への配慮がなかったりなど、周囲の人がもっと余裕を持ってくれればと話されました。健常者も障害者も関係なく、みんなが思いやりを持てたら。本当は盲導犬がいなくても、みんなで声を掛け合い、支援のリレーで、障害者がスムーズに、どこでもいける社会になれれば理想だと言われたのが印象に残っています。
また、引退犬の世話をする人の存在も知ってほしいと言われたり、私が最初の原稿案でナッティーと語尾を伸ばして表記していたら、「ナッティ」はPW(パピーウォーカー)さんがつけてくれた大事な名前なのよ、と教えてくださったりなど、盲導犬を引き継ぐほかの人たちのことを、大切に気遣われていることも知りました。支援に関わる人たちのコラムは、20日に掲載予定ですik_18
お話の最中、ずっとそばにまとわりついてきたナッティですが、私が帰る支度をすると、知らない他人のように無反応でとても静かに。状況をしっかりわきまえているように感じました。賢いナッティ。これからも元気で良い仕事をしてね。
室内ではやんちゃなナッティ


図をクリックしてお読みください。朝日新聞和歌山版2011年6月6日掲載。
無断転載を禁止します。

ik_20ブログを読んでくださった坂井さんから、以下のコメントを私信にいただきましたので、こちらにご紹介します!

その節は私のよもやま話に長時間お付き合いいただき ありがとうございました。
また このようにこちらに紹介もしていただいたこと うれしいです。
私の方はぼちぼち学校からゲストティーチャーの依頼が来ております。
取材の様子なども 話したいと思ってます、では~ またおじゃまします。


こちらこそ、ありがとうございました!またよろしくお願いしますik_14