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プロフィール
ポケット
ポケット
松本朱実(まつもとあけみ)
動物教材研究所pocket                    

「pocket」の意味
動物解説員として東京の動物園に勤務中、カバンに骨や羽、模型などを詰めて小出ししながらガイドをしていました。子どもたちから「ドラエモンのポケットみたい!」と言ってもらい、以来、動物の不思議をわくわく発見できる働きかけをおこないたいと、この名前を使っています。                                              

もう1つの意味として、ポケットは、潜在する資源(動物の情報資料、人々の興味や探究心)ととらえ、これらを引き出して動物や環境に対する興味や認識を広げる支援をしたいと思っています。     
                                   
全国どこでも、いろいろな教材をカバン(ポケット)に詰めて出張授業や企業の研修機会など、遊びにうかがいます♪                    

ポケットにちなみ、カンガルーのイラストは近所の絵手紙を描かれる美術の専門の方に描いていただきました。有袋類は私が好きな分類群の1つで、飼育係をしていた頃、ダマワラビーの人工哺育をおこなった経験があります。

2011年07月24日

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」

7月23日、きしわだ自然資料館で、「いきものワークショップ・動物園を10倍楽しく見る方法」を担当させていただきました!

この資料館では3階に寄贈された剥製がたくさん展示されており、この剥製を活用したプログラムを!と学芸員の風間美穂さんからご依頼がありました。

そこで私からは、「剥製を見てから、生きた動物を見る流れはどうですか?」と提案させていただき、資料館で剥製の観察、そして動物園で本物の観察という2回シリーズで、プログラムを企画しました。

動物園は関西にいろいろある中で、風間さんが元和歌山市民でいらっしゃり、かつ、間近で動物を見られる利点を生かしたいと、和歌山公園動物園の観察に決まりました。
(今後、他の関西の動物園でも同じ企画ができればという構想もあります)

その第1弾を、昨日(23日)実施しました。

約2倍の申し込みの中で当選した、約30名の小学生と保護者が参加してくださり、
剥製を見る視点づくりにもなり、子どもたちが持ち帰る方法として、図鑑作りをおこないました。

まず、観察の動機付けです。(導入で目的意識を持ってもらうことが大切です!)

ダチョウのぬいぐるみを見せる
 「これは剥製?」「ちがう。ぬいぐるみ」
 「剥製ってどんなもの?」「毛とか本物」
 「そうだね。大きさや毛や皮は本物。死んた後も、私たちに情報を伝えてくれる」


シカ(こども)の剥製を見せる
  「このシカは・・」「メス!角がないから」
  「子どものシカには角はあるかな?もようがあるね。おとなにもあるかな?1年中あるかな?」

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」

テーマを持たせた図鑑も面白いよ。
模様図鑑・角図鑑・しっぽ図鑑・足図鑑・日本の動物図鑑・絶滅危惧種図鑑などなど

だれのしっぽ?クイズなどしてから、剥製の観察をいよいよスタート!

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」

それぞれ好きな動物やテーマを選んで、剥製と向き合いました。
風間さんが特別に、剥製の展示ケース内に入れてくださったり、外に剥製を出してくださったり!

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」
展示ケース内に入って、ネコ科動物の尾の長さを計測する

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」
さわってみると、カバにも毛が生えているのがわかる

動かない剥製に、子どもたちがどれだけ興味を持つか、少し不安もありましたが、
予想を遥かに上回る盛り上がりであの剥製も傍で見たい  足の太さを測りたい  などリクエストが続出。
目を輝かせて、剥製をじっくり見つめる子どもたちの表情が印象的でした。

1時間の観察時間では全然足りず、30分超過して、泣く泣く、いったん終了。
自慢のページを紹介しあって終わりにしました。

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」

家に帰ってからすみかや食べ物などを調べて、今日気づいた特徴と環境との関連を調べてね。
資料館に何回も足を運んで、観察して図鑑のページを増やしてね。
そして、8月28日は動物園で生きている動物を感じて、動きを観察しよう!
動物園に行くのが楽しみ と、皆さん言ってくださいました。
今日の剥製観察が、動物園での観察の動機付けにもなったとうれしく思いました。

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」
迫力あるクジャク(オス)の剥製を肩にのせる風間さん!
今度行く和歌山公園動物園にたくさんいます。
でも夏から、この飾り羽はどんどん抜け落ちます と話すと
保護者の方たちは驚いていらっしゃいました。


「剥製」と「生きている動物」
それぞれの教育的価値と、
連動して観察する相乗効果。

検証していこうと思っていますface02




















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Posted by ポケット at 20:57│Comments(5)企画プログラム
この記事へのコメント
展示ケースの剥製を触る機会など、普通はまずないことですので、子供達はとてもいい経験をされたと思います。自分なりの図鑑を作るって言うのも素晴しいアイデアですね^^

それにしても、大きいと思っていたクジャクが風間さんの背に乗ると、その大きさが実感できました。生きてるのを背に乗せてみたいです^^
Posted by Nawshica at 2011年07月31日 21:06
触れる、計れる、お腹などの確認しずらいところもしっかり確認できるなど、剥製ならではの形態観察の良さを、私も知ることができました。剥製として再び動物たちが生かされたという実感です!生きたクジャクは、オスには立派なけづめがあり、要注意ですね。
Posted by ポケットポケット at 2011年07月31日 22:21
10月14日のみさきよろしくお願いします。去る5月8日にきしわだ自然資料館でN元園長が当時のスライド200点を使ってお話をして下さいました。訥々としたお話でしたが、いろいろ聞けて良かったと思います。専門員の方々が、N先生も喜んで下さったことが何よりでした。
あと、みさき公園だよりの写真付原稿も預かっています。貴重な社会教育の資料です。
Posted by 元園長のS at 2011年10月10日 20:24
きしわだ自然資料館さんでみさき公園のご講演があったのでしょうか。情報を教えて頂きありがとうございます。14日は私は行きませんが、獣医の方がバトンタッチで対応してくださいます。いろいろな連携が増えていきますよう、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by ポケット at 2011年10月10日 22:52
そうなんです、もと園長のS様と、N様がみさき公園のお話しをしてくれたんですよ。ほんとうにありがとうございました。
この行事、今年はいつやるんですか?って問い合わせきてますんで、またぜひお願いいたします。(やっぱり夏休みかしら?)
Posted by きしわだかだま at 2012年02月15日 18:33
 
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