QRコード
QRCODE

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR]ちらし印刷選挙用品
[PR]和歌山ネットチラシ
[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
プロフィール
ポケット
ポケット
松本朱実(まつもとあけみ)
動物教材研究所pocket                    

「pocket」の意味
動物解説員として東京の動物園に勤務中、カバンに骨や羽、模型などを詰めて小出ししながらガイドをしていました。子どもたちから「ドラエモンのポケットみたい!」と言ってもらい、以来、動物の不思議をわくわく発見できる働きかけをおこないたいと、この名前を使っています。                                              

もう1つの意味として、ポケットは、潜在する資源(動物の情報資料、人々の興味や探究心)ととらえ、これらを引き出して動物や環境に対する興味や認識を広げる支援をしたいと思っています。     
                                   
全国どこでも、いろいろな教材をカバン(ポケット)に詰めて出張授業や企業の研修機会など、遊びにうかがいます♪                    

ポケットにちなみ、カンガルーのイラストは近所の絵手紙を描かれる美術の専門の方に描いていただきました。有袋類は私が好きな分類群の1つで、飼育係をしていた頃、ダマワラビーの人工哺育をおこなった経験があります。

2011年12月26日

中学校理科の出張授業 食べ物のつながり

12月16日、和歌山県立向陽中学校3年生の理科の授業に伺いましたface02

食物連鎖生態系の循環を学ぶ単元です。

7つの観察ポイントを設定し、4人の班で回る、クイズオリエンテーリング。

随所に図鑑を置き、動物の種類を考えてもらうようにしたら、
予想以上に長い時間をかけて、話し合い、観察してくれました。

剥製ポイント

モグラ? ヒミズ?ヒメヒミズ?体長を計測してみよう。正解はヒミズ

骨ポイント

だれの頭骨?犬歯がするどい。でも奥歯は幅広い。 正解はタヌキ

虫ポイント

この昆虫は? 甲虫の仲間だけど 何を食べる? 正解はエンマコガネ(糞虫)

ほかには
食べ跡ポイント
糞ポイント
顕微鏡ポイント
落ち葉ポイント  


つまり、食性と形態、つながり、分解者の役割などを、
7つのポイントを回ると、概観がつかめるように配置しました。

骨、糞、昆虫など、実物を見て考える活動は興味を持ってくれたようで、
これだけで40分ほどかかりました。

説明の後に、生物種環境要素が書いてあるシールを1枚ずつ配り、
胸に貼り、どれかになってもらいました。
水になる人、タヌキになる人、カビになる人 などなど。

そして自分とつながりのあるだれかを見つけ、つながっていき
1つの輪をつくります


そして人間椅子をつくり、40人が上手に座れました!
環境教育プログラム「プロジェクト・ワイルド」のアレンジ版です。

外来種が入ると、、
森林が伐採されると、、
バランスが崩れる事も実感してもらいました。

向陽中学校では環境分野の学習活動を取り入れ、
生徒さんたちはふだんから、フィールドでの観察や話し合い活動を体験しています。

関心や探究心が高く、またゲームも盛り上がって、
私も楽しい時間を過ごさせていただきました。



中学生は中学生なりの、深い学習もできそうで、
今後も学年ごとにお手伝いできれば幸いですik_48                         



  

Posted by ポケット at 22:33Comments(2)出張授業

2011年12月15日

福島の実家からリンゴが届きました

夫の実家、福島の叔父からリンゴが届きました。

毎年、お歳暮のやりとりで頂いている立派な会津リンゴです☆


大きくて豊かな香りで、中にはたくさんの蜜が!!


ご近所の友人に、福島のリンゴとお届けしたら、喜んでくださいました。
うれしかったです。

従兄弟の子どもたちは、外で十分に遊べない状況だそうで、
大変な思いをされています。

どうか皆さん、これからも福島を応援してください。  
タグ :福島リンゴ

Posted by ポケット at 21:39Comments(3)日々のできごと☆

2011年12月10日

天神崎で専門学校ゼミの校外学習!

12月8日、ゼミの校外学習で天神崎に行ってきましたicon12

今まで動物園での実習が多かったのですが、

自然フィールドでの体験もしてほしい
保全に携わってこられた方のお話を聞くことができたら

という思いから、

時期的にはあまり適さない冬となりましたが、
卒業研究発表が終わったこの日、
ナショナル・トラストの地、天神崎に行くことを決めました。

関連記事 連載25 と 連載26 をご参照ください

あいにくの雨でしたが、玉井済夫先生が、丁寧にご説明してくださいました。


地図の看板の前で。
ナショナル・トラスト運動とは、市民が寄付金を出して土地を買取り保全すること。


谷合の湿地。別荘建設予定だった山の尾根がここから見える。
ここでは、1月からカスミサンショウウオの産卵が見られます。
奥に入れば、ウバメガシのドングリを食べるオシドリもいます。


磯におりて


ムラサキクルマナマコ


カメノテ


磯で全員写真
冷たい雨の中でも、網を持ち楽しんで採集していました。


ふるさと自然公園センターに移動してご講義。
子どもたちに生物を触れて感じてもらい知ってもらう。
そのための場所を残す。
多くの人の関心、力が自然を保全する輪を広げる。
 
改めて心に響くお言葉でした。


アライグマの研究をされている鈴木和男先生
 関連記事 連載40 をご参照ください。

野生動物との共存は言葉で言えるような簡単なことではない。
野生動物とは距離を置くこと。

動物生態学を研究される立場からの貴重なご教示でした。

最後に、南方熊楠顕彰館と熊楠邸を見学しました。
植物学者、民俗学者、生態学の考えを導入など、
偉大な功績を残した熊楠について、
事前の学習が十分ではなかったので、
学生がどれだけ関心を持ってくれたかどうかですが。

私自身は、熊楠が新種の粘菌を発見した柿の木を見ることができ、
実際に触ってきて、いたく感激いたしましたik_48

写真はぼやけていますが。。

寒い中、みんなお疲れ様でした。
心に残ることがあればうれしいですik_14

  

Posted by ポケット at 01:05Comments(0)専門学校の学習

2011年11月27日

食を通して環境を考えよう のお話

11月26日、田辺市民総合センターで、

環境を考える市民の集いがありました。
(田辺市環境美化連絡協議会主催/田辺市・田辺市教育委員会後援)

そこで、環境講演会
「食を通して環境を考えよう 私たちにできる身近な事!」
と題して、お話させていただきました。



食には、生産→加工・運搬→消費(買い物)→調理→食事→片付け
という流れがあり、それぞれの段階で、環境に影響を与えています。

クイズを交えながら、
バーチャルウオーター、フードマイレージ、グリーンコンシューマー、旬の食材など、
ご説明していきました。

エコクラブ活動を発表した中学生も、クイズに積極的に参加してくださり、
食べ残しの量や、フードマイレージの高さ(日本が世界一)に驚いていました。

買い物が社会を変える!
ちょっとした工夫で楽しく環境保全に関われます。

そして、「いただきます」は、他の生き物の命を頂いていることへの感謝。
食べ物が私たちの体をつくる。
食べ物(=他の生物)を育てるきれいな水、空気、土、他生物が命を支えてくれている。

ちょっとした工夫をして、
美味しく食べて
体を健康にして、
環境を保全していきましょうface02

と、まとめさせていただきました。

関心の高い方が多く、笑顔で会話しながらあっと言う間の1時間でした。
ありがとうございましたik_14
  

Posted by ポケット at 21:34Comments(0)講演・講義

2011年11月22日

動物の誕生と子育てのお話

11月19日、和歌山県紀の川市立長田小学校で

全校児童と保護者、約250人に向けて

「動物の誕生と子育て」というテーマでお話させて頂きましたicon12

今まで、国語の「動物の赤ちゃん」の単元で、小学校1年生に出張授業であちこち伺っていましたが、
紹介記事をご参照ください)
保護者も含めた学校全体で、このテーマでお話させていただくのは初めてでした。

保護者も興味を持って聞いてくださるテーマということで
以前お会いしたことのあった校長先生が、お声かけくださいました。



今日は、コアラの赤ちゃんと同じ大きさの人形を持ってきました。

→実物から型を取ったレプリカです!

このカバンの中にあるよ?どこかな?
みんな立ち上がってのぞきこもうとします。
実際の大きさ(1円玉くらい)を知ると、えーっといつもすごい反応で、
私自身、楽しんでお話しています!

他にチーター、サル類など、多様な動物の子育てを紹介し、

キリンの出産ビデオは、保護者の方々も息をのんでみてくださいました。

おわりに、ヒトの誕生のスライドを見てもらいました。

人間は難産。
生まれてきた自分は世界に1人。かけがえのない命
40億年の歴史を経て生命はつづいてきた
自分たちの命はほかの命とつながっている。

ことをお伝えして終わりました。

自分が動物園で観察したり飼育して体験したりしたことが、
実感を持って聞いてくださることにつながっているようで、
このようなお手伝いができることをうれしく感謝いたしますik_48  

Posted by ポケット at 23:31Comments(2)講演・講義

2011年11月20日

大阪市天王寺動物園でのガイド実習、無事終了

今年度のガイド実習、無事終了しました。

最終のガイドの様子は


お客さんがこんなに近くで聞いてくださいました。


オオカミを近くで見てもらい(個体識別図を渡す)
後ろから解説しました。


ペリカンを観察した後に、
狩の様子を劇で紹介しました。
たくさんの人が見てくださっています。

お客さんとガイドする自分たち、そしてお客さんと動物との距離が近く
コミュニケーションをとり、動物を観察してもらうガイドができました!!


ゾウ担当の飼育員さんたち。
毎回、お忙しいところを時間をさき、
温かなご指導をいただきました。
心よりお礼申し上げますik_14


全員写真。

ふりかえりシートには、

伝えることがこんなに楽しい事を知った。
自信を持って話せるようになった。
状況に応じて柔軟に対応できるようになった。
伝えることで、動物を勉強できた。
など書いてありました。

この体験は、社会できっと役立つでしょう。

そして私も、アイデアやお客さんへの接し方など、
学生たちから多くを学びました。

ただ今、ガイドアンケートを集計中。
お客さんは、ガイドでどんなことを聞きたいと思っているか?

卒業研究でも来園者の期待を調べています。
まとまったら、動物園教育に貢献できますよう。





  

Posted by ポケット at 00:06Comments(2)専門学校の学習

2011年11月10日

11月12日 大阪市天王寺動物園でガイド実習をおこないます!

動物の専門学校のゼミで、6月から取り組んできた天王寺動物園でのガイド実習。

いよいよ、12日が、今年度、最終のガイド実習本番となります。

多くの人に動物の魅力をお伝えできれば
また、動物たちがおかれている環境に興味を持っていただけたら幸いです。

ガイドスケジュール
(各ガイド 15分~20分程度) 同じ時間帯に2箇所でおこなっています。

10時30分 クマ類(ホッキョクグマ前集合) ・ アイファー(湿地展示前集合)
11時   ペリカン→アジアゾウ       ・ サバンナ草食動物(ハゲコウのいるスポット)
11時30分 夜行性動物舎          ・ トラ→オオカミ
13時   夜行性動物舎           ・ アイファー(湿地展示前集合)
13時30分 ペリカン→アジアゾウ      ・ サバンナ草食動物(ハゲコウのいるスポット)
14時   クマ類(ホッキョクグマ前集合) ・ トラ→オオカミ



ホッキョクグマの前足とハイタッチ!
マレーグマの舌をのばして、長さを実感!
 
 それぞれ、実物とほぼ同じ背の高さです。
 (9月のガイド実習時の写真)





実物をよく観察してね。

学生のアイデア、手作りの模型、お客さんへの接し方
身近に動物を感じて頂いています。
子どもたちに大人気でした。

楽しく、子どもたちにもわかりやすいガイドを心がけています。
ぜひ、お越しください!       

Posted by ポケット at 23:08Comments(0)専門学校の学習

2011年11月03日

67 双子パンダ タケを食べはじめ独り立ち

昨年8月11日にアドベンチャーワールドで生まれた双子のジャイアントパンダ
海浜(オス)陽浜(メス)

そろそろタケを食べ始める頃では? と、9月20日に取材に行きました。

展示場には、母(良浜)と、双子が一緒にいました。



むしゃむしゃタケを食べる母にじゃれつく子どもたち。
特に、海浜は甘えん坊で、母の背に馬乗りになったり、耳をかんでひっぱったり。



でも今回、2回目の子育てとなる良浜。落ち着いていて、子どもたちに寛容でした!
参考記事「8 パンダの繁殖技術
    「9 双子パンダの子育て

生後1年1ヶ月ころだった、この日は、まだタケをしゃぶる程度で、
糞にタケが混じっていないと、飼育担当の安田さんがおっしゃっていました。
陽浜は、時折、タケの先をずっとかんでしゃぶっていました。



それにしても、ちっともじっとしていない双子たち。





そのうち、海浜は台の上に乗り、いつのまにか寝てしまいました。
ふしぎと母親も、食べるのをやめて、同じ姿勢で。。



そのうしろ姿。。



母親にべったりだった双子も、生後1年2ヶ月となった10月11日に、
母親と離れて過ごすようになったそうです。
タケも食べるようになり、
すくすく育ちますように!!

パンダはタケを食べる肉食動物。
腸が短く、2割しか消化しません。

食べる量の2倍のタケを常に用意し、個体ごとの好みや食べ具合を細かく観察しながら
健康管理をしている、飼育員さんの作業は大変です。
その結果、8頭のパンダたちが元気にくらしていますik_48


クリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2011年10月24日掲載



  

2011年10月15日

和歌山公園動物園で市民ZOOフェスティバル!

明日、10月16日、12時から、和歌山公園動物園で市民ZOOフェスティバルが開催されます。


クリックしてお読みください。

毎年開催しているこの催し物。
ねらいは、
たくさんの人が動物園に集い、楽しく交流して
動物や環境に関心を高め、協働の輪を広げることです。


今回は、わかやまフレンZOOガイドの主催で、
もちろん、動物教材研究所pocketとしてもお手伝いしますik_14

テーマは、もっと知ろう!知りたい!!動物のこと

おすすめは、
子どもたちの動物ガイドさん(小学生4名、中学生3名)がナビゲートする、
動物のふしぎたんけんガイドツアー !! 
 くちばしたんけん(13時~)
 しっぽたんけん(15時~)
 足たんけん(16時~)
  
  わたしは中途半端な博士役で、たんけんに加わらせていただきます(楽しみ!)

そして14時からは、
 大阪市天王寺動物園名誉園長で、ただ今、近畿大学教授で和歌山にお勤めの
 宮下実先生のご講演です。

  ガイドツアーのテーマ(多様な動物たちの特徴)にあわせて、
  ご講演内容を考えてくださいました。

   タイトル「ヘビやゾウはどこに注射をするのだろう?野生動物の治療に携わって37年の思い出」

  ご厚意に深謝申し上げます。

さらに、200通以上も寄せされた、ヤギの郵便屋さんお手紙紹介

震災や台風被害への復興支援募金

動物の命名投票など盛りだくさん。

さらに夜は18時から水禽園を開放して、竹燈夜があります!!

夜は二胡などの音楽演奏会♪

たくさんのお越しをお待ちしていますface02
  

Posted by ポケット at 15:24Comments(0)和歌山公園動物園

2011年10月07日

みさき公園遠足の事前学習!小学校での出張授業

10月7日、和歌山県岩出市立上岩出小学校に出張授業でうかがいました。

1年生3クラス。子どもたちは来週14日に校外学習でみさき公園に行きます。

そこで、期待感を高め、動物のここを見たい!と視点を持ってもらうための
授業内容を考えました。

授業で使った一式。


実際には、写真や言葉、ぬいぐるみなどを、小出しして、
問いかけしながら、遊び感覚で進めていきます。

みさき公園に行ったことがある人
8割以上の子どもが手をあげました。



どんな動物がいた?その動物のどんなことを覚えている?
「忘れた・・」と首をかしげる子がいたり、
「サルが木登りしていた」
「キリンに模様があった」 と言ってくれる子も何人かいました。

さらに今度は、ここを見てきてね。また発見があるよ。

たとえば しっぽ

ダンボールを切り取った型を見せて、
この形に似た、ぺちゃんこのしっぽはだれのかな?

黒板の写真の動物の中にいるよ。 なかなか正解がでませんでした。
ようやく、ビーバー と答えてくれた子に、
どうつくかな? と私がビーバーになったつもりで。


子どもたちは笑いながら、こうつくとか、こう動かすなど。
泳ぐときどう使うだろう?
観察してきてね。

つぎに模様
みさき公園の3頭のシマウマを紹介。みんな模様が違うよ。
くらべてみてね。

赤ちゃん
カンガルーの産まれたばかりの赤ちゃんの大きさは?
ニホンザルは春から夏に赤ちゃんが生まれるよ。
両方とも、みさき公園で今、赤ちゃんが見られます。

顔つき
シマウマ、ライオンのお面をかぶって、
目がどこについているかな?

とっておきは本物の
ライオン、シマウマ、ニホンザルの頭の骨を観察。
大きさ、歯の形
何で穴が開いているの?
耳はどこ?
子どもたちは大騒ぎで興味深々に観察。


そしてウンチも。動物園で探してきてね。

右からキリン、シマウマ、ネコ(ライオンやトラの糞の小型版として代用)

やはり今日も時間が足りず、、、休み時間も使いながら、、
子どもたちと楽しい時間を過ごさせていただきました!!

今回の授業にあたっては、みさき公園の獣医の方から情報提供をいただきました。
そして、今日の様子を私からお伝えして、
当日は、獣医さんが最初に子どもたちにお話をしてくださいます!

楽しくたくさん発見をしてきてね。

遠足などで今のシーズンは、
たくさんの学校が動物園を訪れます。

キリンがいる、ゾウがいる、と眺めるだけでなく、
楽しく科学的な好奇心を引き出す工夫として、
このような事前学習は有効です。

どこでもお手伝いしたいと思っていますので、
お声かけくださいik_14

  

Posted by ポケット at 14:21Comments(0)出張授業

2011年10月02日

神戸市王子動物園でシルバーカレッジの環境学習

9月29日、神戸市シルバーカレッジ生活環境コース2年生約70名の校外学習、
「王子動物園で楽しくウオッチング 動物の生態を観察し環境との関わりを考える」
がありました。

私はプログラムやワークシートの作成、動物園側との橋渡し、全体の進行を担当させて頂きました。

ねらいはつぎの3点です。

★今までとは異なる視点で動物を観察し、発見する楽しさを体験していただく。

★様々な特徴が、環境と関わりがあること(環境への適応)、
 人間活動による環境の改変が動物の生存に及ぼす影響などを考える機会にする。

★動物園での種の保全や環境教育の役割を知っていただく。



午前は8ポイントを、クイズをしながら観察オリエンテーリング。
楽しみながら新たな発見ができる工夫で、
答えは動物を観察すればわかるものばかりです。


パンダの食事タイムに合わせて。
足のどこでタケをつかんでいますか?
封筒で作った前足モデルも参考にしていただいて。


フンボルトペンギンの模様はどれ?
絵はスタッフで参加した専門学校生の作画です。


みなさん、どのポイントでも真剣に楽しんで時間をかけて
動物を観てくださいました!

午後は骨格などの標本をお借りし、観察のまとめをおこないました。

たとえばタケを食べる食肉目のパンダ。
15センチほどの大きな糞標本をお見せして、これを一日にどれくらい排泄するでしょうか?
「5つ・・?」
  正解は70個ほども!

クイズの問題(前足や歯の構造)をふりかえり、
肉食動物の形態と消化効率の悪さ、野生の生態や生息状況についてご説明しました。


そして後半は2つのご講演。
科学資料館での教育活動(学芸員の安宅さん)
動物園での種の保全の取り組み(飼育課統括班長の兼光さん)



今回のプログラムには、専門学校生がスタッフとして参加し、
観察オリエンテーリングのナビゲートをしました。
若い学生にシルバーの方たちから、鋭い質問がいろいろ。

「タンチョウの頭が赤い意味は?」
「キリンは高血圧なのか?値はどれくらい?」

また、「いろいろな動物の肉を食べたことがある」と教えてくださったり、飴を下さったり。
世代を超えた楽しい交流にもなりました。

シルバーの皆さんは
?十年ぶりに動物園に来た という方がたくさんおられ、
クイズで回る観察は楽しく発見があったと
感想を書いてくださいました。

今度はお孫さんや地域の子どもたちに、このクイズを使って
ご説明いただければうれしく思います。

若い学生は、知識がもっと必要と実感する機会になったそうです。
でも楽しかったようで、事前に説明の準備もして誠意を持って対応してくれました。
そして、何よりも動物が好きという思いが、相手に伝わること、
私も改めて感じることができた素敵な一日でした。

シルバーカレッジ関係者の皆様
神戸市王子動物園の皆様
大変お世話になり、ありがとうございました。

これからもいろいろな人、機関をつないで、動物の魅力を共有していきたいですik_48







  

Posted by ポケット at 14:46Comments(0)企画プログラム

2011年09月23日

秋晴れの田んぼ ボーダーコリー、ブライトと散歩

9月23日、眩しく広い青空の下、ブライトと田んぼコースを散歩です。



刈られたイネが束ねられ、
畦に並ぶ真っ赤なヒガンバナが色を添えます。

あちこちで、キュンキュンとけたたましいモズの声。

5月の田んぼと同じ場所です。

季節ごとの田んぼの景色をこうして楽しめるのも、ブライトとの散歩があるおかげです。

涼しくなってきて、13歳のブライトくん、夏よりも足取りが軽くなってきました。


一方、寒さが苦手なミュートくん(13歳)は、、



朝晩冷えてきたせいか、
久しぶりに出窓でゆったりと日向ぼっこですicon01







  

Posted by ポケット at 11:52Comments(0)ミュートとブライト

2011年09月17日

天王寺動物園でガイド実習

将来、動物に関わる仕事を希望する学生が学ぶ専門学校(OCA)。

5年ほど前から、天王寺動物園や王子動物園にご協力いただき、
ゼミでガイド実習をさせていただいています。

目的は環境教育。
動物園の動物を通して、生態、環境、人との関わりをわかりやすく楽しく伝えるため、
良く観察し、動物や環境の知識を学び、伝えるスキルを実践を通して学びます。

その様子は、天王寺動物園の情報を提供するフリーペーパーtogetherでも
紹介いただきました。

9月15日はガイド実習本番(平日版)でした。

各班の工夫を少しずつご紹介します。

1班 ゾウとプランテーションとの関係
紙芝居風にわかりやすく伝えます。


2班 クマのかぶりもの
背の高い学生と低い学生がそれぞれ装着すると、
ホッキョクグマとマレーグマとほぼ同じ背丈に。
マレーグマの舌は、お客さんがひっぱって長さが判る仕組み


3班 アイファー
ワニガメの大きさや舌が確認できる模型


4班 夜行性動物舎
これから探検隊と出発。博士役(右端)がひげをつけるところ。
お客さんのつかみは良かったです。


5班 サバンナ
シマウマは何頭?5秒以内に数えてください!


6班 オオカミ・トラ
狩の様子を劇で。女の子も参加。


笑顔で堂々と解説ができるようになってきました。

これからの課題は、動物の動きに合わせて話すこと。

ガイドは一方的に知識を伝えることではなく、

お客さんが動物と出会い、
不思議だな、面白いなと、感じてもらう働きかけをおこなうことです。

今後はお客さんが多い祭日
9月24日・10月10日・11月12日 におこないます。

ぜひ、ご都合つく方、ガイドにご参加ください。

若い人たちの熱意やアイデアが、動物園での環境教育の充実に
貢献できると期待しています。

天王寺動物園の職員の皆さんには、餌やりをあわせて下さったり、
ガイド後にコメントくださったりと、ご協力、誠にありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げますik_14

  

Posted by ポケット at 22:42Comments(0)専門学校の学習

2011年09月10日

仕事の助手?キジネコのミュート

我が家のミュートくん(13才)は、私が行く所、常に傍に来てくれます。

記事の原稿を書こうとしていると、
しっかりと書類の上に寝そべり



あの、ミュートくん
すみませんが、邪魔なんですけど



何も、ここまで入り込まなくても・・



仕方なく、ミュートをよけながら作業をします。
我が家では一番えらい存在ですface02  

Posted by ポケット at 11:59Comments(0)ミュートとブライト

2011年09月07日

いきものワークショップ第2弾!動物園プログラム

8月28日、きしわだ自然資料館「いきものワークショップ・動物園を10倍楽しく見る方法」第2弾を、和歌山公園動物園でおこないました。

7月末に資料館でのプログラム「剥製を観察して図鑑作り」に参加したご家族が、お城の動物園に来てくださいました。

生きている動物の動きを見ていただこうと、テーマは「食べ方ウオッチング」。

まずは、観察前の動機付けをおこないました。

ジャーン、勢ぞろいしたのは?

顎が動く顔モデル「顔パックン」です。

理科教材として開発したプログラムに含まれる教具(ヤギ・シマウマ)です。
他の6種類は、フレンZOOガイドの中学生が作ってくれました!

参考 
松本朱実・草野晴美・小泉祐里・渡邉重義
「動物園を活用した理科教育支援プログラムの開発-動物たちの食べ方を調べよう-」日本理科教育学会第54回全国大会発表論文集


まずおせんべいを食べて自分の食べ方を確認する。前歯と奥歯の役割がわかりやすい!

では他の動物は?食べ物と歯の形をヒントにモデルを動かして予想する。


げっ歯類はどのように顎をうごかすかな?
口を早く動かすと思う(女の子の予想)


ヤギは、こうやって顎を左右に動かすと思う。

飼育員さんが餌やりのタイミングを合わせてくださり、
じっくり食べ方を観察できました。


リスザルはしっかり手でつかんで食べている。
となりのキツネザルは、直接口をつけて食べる。


マーラのスケッチ。
資料館でスナネズミを観察していたので、
同じげっ歯類なのに体つきが全然違うのにびっくり。
口の動きや鳴き声などに注目しています。

観察後は、腸長ロープで食性による長さの違いを学んで


やはりその後は、動物園ならではの醍醐味。
新鮮な糞を見てもらいました。
食肉目のミーアキャットの糞は強烈?
勇気を出して嗅いでみる。


その後は生態ピラミッドゲームをしておしまい。


生き物のこと、環境とのつながり、これからも興味を持って観察していただければうれしいです。

感想をいくつかご紹介します。
(子ども)
動物がすごいと思うこと 
  いろんなしぐさをする。
  食べ物やくらしに合った体をしている

(保護者)
・知らなかった動物の動きが良くわかった
・手の伸ばせる距離で観察でき知識になった
・2回にわたり工夫された楽しい時間だった

そして
・動物園の動物でも意外と人に慣れていないこと

そうなんです。動物園の動物は種としては野生動物で、飼育員も距離を置いて飼育管理をします。
しかし来園者はどの動物もペットのように慣れていると思っている方が多いようです。
動物園での(本来)野生動物とのふれあいや餌やりも、こういう点で考えたいと思っています。

終わりに、
このプログラムに多大な協力を頂いた、
わかやまフレンZOOガイドの皆さん、
和歌山公園動物園飼育員の皆さん、
どうもありがとうございました。

中学生のガイドさんたちは、観察後に、環境の話を交えたガイドをしてくれました。
感想に、「説明がとてもわかりやすかった」とありましたik_14

資料館学芸員の風間さんもお疲れさまでした!
また来年以降も他の動物園でやりたいですねicon22




  

Posted by ポケット at 17:44Comments(1)企画プログラム

2011年08月30日

62 原始的な希少な蜘蛛 キシノウエトタテグモ

昨日掲載されたコラムの主人公はキシノウエトタテグモ

和歌山県自然博物館友の会主催の観察会がありました。

土の中に巣を作り、びたっと蓋をして獲物を待ち伏せします。



閉じていると、どこにあるかわかりません。とてもよく出来ています。

キノコが出る時期なら、冬虫夏草のクモタケの存在から見つけることができます。


バルーニングによる拡散をしないトタテグモ
工事などが入らず安定した環境で生きつづけていました。

本物に会いたいと巣穴の前で待ち伏せしていたら、運よく対面でき、鼓動がおさまりませんでした。
(急に出てきたので驚いたのもあります。。)face08

蜘蛛は気持ち悪いと敬遠する人もいるかと思いますが、

糸の使い方、捕食方法、体つきやくらしぶりが多彩で、
とても魅力的な動物です。

たとえば、ストッキングのような柔らかい筒状の網を地中からのばすジグモ


ハンモックのような棚網を作るクサグモ




このような巣に入り込み、巣や餌を食べてしまうような、
イソウロウグモというのもいるのだそうです。(面白いですね)

また、夜行性で徘徊する大きなクモ、「アシダカグモ」はゴキブリを食べてくれる
ありがたい存在だと、副館長さんがおっしゃっていました。

クモは餌動物が豊富で自然が豊かなことを象徴してくれる動物です。
ぜひ、探してみてください。face02


図をクリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2011年8月29日掲載
無断転載を禁止します。








  

2011年08月18日

日本理科教育学会全国大会でのワークショップ発表の準備

8月20日・21日に、島根大学で日本理科教育学会第61回全国大会が開催されます。

私は今回、21日のワークショップで
「テーマで学ぶ動物園 観察用教材いろいろパッケージ」をご紹介します。

今までおこなってきた、学校と動物園を連携させたプログラムで、
有効だった教材や資料などあれこれ取り揃え、
新学習指導要領の単元とも対応させて、ご紹介する予定です。

シマウマの奥歯のレプリカも作りました。
先着順で来られた先生にお渡しする予定です。


教材のポイントは、

「動物園に行ったら、動物のこういうことを観察したい!」 

と、事前に関心を高め、観察する視点(課題)を持つ働きかけになるもの。

ではどうやったら、子どもたちが進んで、動物を見たい、知りたいという動機付けになるのか。

ワークショップでは、教材を先生方に使っていただき、ご意見やご希望をお聞きしようと思います。

たくさん来てくださることを期待していますface01








  

Posted by ポケット at 12:24Comments(0)理科教育&動物園教育

2011年08月16日

キジネコ、ミュートの音楽鑑賞

昨日に引き続き、ペットの話題です。

我が家の家族、ミュートくん(13歳)は、音楽をかけると
勇んでやってきて、ゴロゴロと喉をならしたり、おでこを摺り寄せたり。

お気に入りは、ピアノ音が入ったインストで、アップテンポな曲(?)
TRIX、国府弘子ほかいろいろ。 

つまりは私がバンド活動で練習中の曲ということになりますが・・

歌ものでは、JUJUも好きなようです。

私が音楽に合わせて、手ぐしでマッサージをしたことが、契機となったと思いますが、

最近では、私がそばにいなくても、ひとりで気持ち良さそうに聴き入っています。


音楽鑑賞その1


音楽鑑賞その2

もし病気や老化で体が弱くなっても、
音楽をかければ、少し元気が出るでしょうか?

動物にとっての音楽セラピー。

ネコやイヌや他の動物にとって、心地よい音楽、周波数など、
ご存知の方いれば、教えてください♪







  

Posted by ポケット at 15:42Comments(2)ミュートとブライト

2011年08月15日

祝13才 ボーダーコリー、ブライトの誕生日

本日、8月15日は、我が家の愛犬、ブライトの誕生日ですik_09

フルーツが大好物のブライトくん。
イチジクと巨峰を少しずつ、おすそ分けです。


フルーツちょうだい!目がらんらん。

待て といわれて、けげんな表情。

今年で13才。

兄弟のように、仲良しのキジネコ、ミュートくんと同じ年齢になりました。


じゃれあって遊ぶこともする仲の良いミュートとブライト。
そろって13歳になりました。


ブライトは膝の靭帯を痛めて、歩けない時期があったり、

ミュートは尿路結石で、一時、生死をさまよった時があったり、

今、こうして2頭とも元気でいてくれることを、ありがたく思います。

2頭そろって、いつまでも元気で長生きしてね。
  

Posted by ポケット at 10:29Comments(2)ミュートとブライト

2011年08月13日

がんばれ福島!聖光学院を応援!

12日、甲子園に高校野球の観戦に行ってきました。
第4試合、福島県聖光学院の応援です。

夫の実家が福島県郡山市。
私の生まれ、親戚も東北です。

今回の震災、原発による影響。
心を痛め、無力な自分に歯がゆい思いをしながら、

甲子園に応援に行こう。
夫と勇んで行って参りました。

3塁側アルプススタンド。
お盆に入り、満員のスタンド。

野球観戦が初めてだった私は、
美しい緑色のグラウンドと、すがすがしい球児たちの姿、
そして呼応する応援団の雰囲気に感動してしまいました。

私たちが座った前の席には、懐かしい福島弁のおじいさん、おばあさんが。
ご親戚の応援でしょうか? 
そのお姿に接するだけでも、夫と2人、心がじわっときます。

自由席にも黄色いメガホンを持ったたくさんの人たちの応援が。
とても温かく、プレーに一喜一憂しながら、思いを分かち合いました。

歳内くんの好投、最後まで粘りある攻撃、相手チームの反撃
どれも素晴らしかったです。



惜しくも敗退したことは残念でしたが、改めて福島や東北の方たちに思いを馳せ、
観戦で多くの人と心を合わせられたことは、自分にとっても力になりました。

京都の送り火の問題、正しい科学的知識をどれだけ共有し、他者の立場を思いやり理解する、
冷静に考え、多くの人が自分のこととして関心を持ち、話し合うことが大切と感じます。










  

Posted by ポケット at 11:24Comments(0)日々のできごと☆

2011年08月09日

60 国内で希少な徒歩鵜飼(有田川)

高校野球記事の関連でしばらくお休みだった連載の掲載が再開しましたicon01

テーマは鵜飼。

有田川では全国でも珍しい、鵜匠が川の中を歩きながら鵜飼をする、昔ながらの徒歩(かち)鵜飼を継承していることを初めて知り、乗り合い船を予約して、7月3日に見学しました。

実は6月にも予約をしていたのですが、雨で川が濁って中止になり、ようやくの見学です。

その時々の天候、川の地形、水流、水の澄み具合、そして自然に遡上して育ったアユの状態や量に左右されながら、自然に寄り添う形で、有田川の鵜飼はおこなわれています。

屋形船に乗ると、風が心地よく、水面がすぐ近くに。
澄んだ水を思わず手ですくうとひやりと冷たく、この川に鵜匠の方たちは入るのです。

暗くなり、川岸で松明を燃やし始めました。
鵜匠の紺色の装束は闇に溶け込み、炎の色がとても幻想的です。

鵜飼は屋形船のすぐ近くでおこなってくださり、鵜匠とお客さんが会話できます。
これが徒歩鵜飼の醍醐味です!



そしてウの様子も間近で見られます。

瞬膜(目を覆う透明な膜。人間の目頭に名残があります)がゴーグルのようになり、
「鵜の目鷹の目」と称される優れた目を見開き、魚を探す表情まで確認できました。

「速い!潜って泳いでる!」
船に一緒に乗っている人が思わず興奮して口に出すほど、
ウの水中での泳ぎはスマートでとてもスピードがありました。

見学前に、私は鵜匠の吉田さんに素朴な疑問を投げかけたことがあります。

「ウは昼行性で夜はよく見えないと思いますが、なぜ夜に鵜飼を?」

「昼間はウの速い動きに人間が追いつかない。」

その話を思い出し、納得しました。
そして松明でアユとウを操作するのです。

鵜飼は40分ほどおこなわれ、終わりは鵜匠が連れたウを腕に乗せてお客さんに挨拶されました。
その姿は美しく荘厳でした。


ウを手にのせる鵜匠の吉田繁彦さん

見学に先立ち、鵜匠の吉田さんにウとの関わりについて伺ったお話を、
8月22日掲載予定のコラムでご紹介しますface02


図をクリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2011年8月8日掲載
無断転載を禁止します。
















  

2011年07月24日

きしわだ自然資料館で「いきものワークショップ」

7月23日、きしわだ自然資料館で、「いきものワークショップ・動物園を10倍楽しく見る方法」を担当させていただきました!

この資料館では3階に寄贈された剥製がたくさん展示されており、この剥製を活用したプログラムを!と学芸員の風間美穂さんからご依頼がありました。

そこで私からは、「剥製を見てから、生きた動物を見る流れはどうですか?」と提案させていただき、資料館で剥製の観察、そして動物園で本物の観察という2回シリーズで、プログラムを企画しました。

動物園は関西にいろいろある中で、風間さんが元和歌山市民でいらっしゃり、かつ、間近で動物を見られる利点を生かしたいと、和歌山公園動物園の観察に決まりました。
(今後、他の関西の動物園でも同じ企画ができればという構想もあります)

その第1弾を、昨日(23日)実施しました。

約2倍の申し込みの中で当選した、約30名の小学生と保護者が参加してくださり、
剥製を見る視点づくりにもなり、子どもたちが持ち帰る方法として、図鑑作りをおこないました。

まず、観察の動機付けです。(導入で目的意識を持ってもらうことが大切です!)

ダチョウのぬいぐるみを見せる
 「これは剥製?」「ちがう。ぬいぐるみ」
 「剥製ってどんなもの?」「毛とか本物」
 「そうだね。大きさや毛や皮は本物。死んた後も、私たちに情報を伝えてくれる」


シカ(こども)の剥製を見せる
  「このシカは・・」「メス!角がないから」
  「子どものシカには角はあるかな?もようがあるね。おとなにもあるかな?1年中あるかな?」



テーマを持たせた図鑑も面白いよ。
模様図鑑・角図鑑・しっぽ図鑑・足図鑑・日本の動物図鑑・絶滅危惧種図鑑などなど

だれのしっぽ?クイズなどしてから、剥製の観察をいよいよスタート!



それぞれ好きな動物やテーマを選んで、剥製と向き合いました。
風間さんが特別に、剥製の展示ケース内に入れてくださったり、外に剥製を出してくださったり!


展示ケース内に入って、ネコ科動物の尾の長さを計測する


さわってみると、カバにも毛が生えているのがわかる

動かない剥製に、子どもたちがどれだけ興味を持つか、少し不安もありましたが、
予想を遥かに上回る盛り上がりであの剥製も傍で見たい  足の太さを測りたい  などリクエストが続出。
目を輝かせて、剥製をじっくり見つめる子どもたちの表情が印象的でした。

1時間の観察時間では全然足りず、30分超過して、泣く泣く、いったん終了。
自慢のページを紹介しあって終わりにしました。



家に帰ってからすみかや食べ物などを調べて、今日気づいた特徴と環境との関連を調べてね。
資料館に何回も足を運んで、観察して図鑑のページを増やしてね。
そして、8月28日は動物園で生きている動物を感じて、動きを観察しよう!
動物園に行くのが楽しみ と、皆さん言ってくださいました。
今日の剥製観察が、動物園での観察の動機付けにもなったとうれしく思いました。


迫力あるクジャク(オス)の剥製を肩にのせる風間さん!
今度行く和歌山公園動物園にたくさんいます。
でも夏から、この飾り羽はどんどん抜け落ちます と話すと
保護者の方たちは驚いていらっしゃいました。


「剥製」と「生きている動物」
それぞれの教育的価値と、
連動して観察する相乗効果。

検証していこうと思っていますface02


















  

Posted by ポケット at 20:57Comments(5)企画プログラム

2011年07月19日

上野山英里トリオライブ

初の音楽の話題です♪

18日夜、本町ラグタイムで上野山英里トリオのライブがありました。

和歌山県出身で東京で活躍する上野山英里(Piano)、
そして箭島裕治(E.Bass)、海沼正利(Perc)の3人による演奏。



アルバム「The First Cry」の楽曲を中心に、心地よく聴かせて頂きました。

ピアノのメロディーや迫力も素敵でしたし、

6弦のベースをギターの如く弾く技術や、
楽しい世界に惹き込むパーカッションの巧みな技!

聴き応えがありました。

グランドビアノの生演奏はやはり音が違います。
いつか私たちのバンドも、このようなライブができることを夢見て

練習がまた楽しみになりましたik_06  

Posted by ポケット at 00:36Comments(0)MUSIC♪

2011年07月17日

32 森の生命を支えるアカネズミ

「ネズミ」と聞くと、不衛生などあまり良いイメージを持たない人がいますが、
森には日本固有の美しい野生のネズミ、アカネズミやヒメネズミがすんでいます。

昨年、夜の生き物観察会でアカネズミを観察した様子を記事でご覧ください。


図をクリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2010年8月23日掲載
無断転載を禁止します。  

2011年07月17日

げんきの森 夜の生き物観察会

ただ今、夜の観察会から帰ってきましたface01

根来山げんきの森で例年おこなわれている催し物です。

今回、ネズミの調査捕獲は無しで、げんきの森にいる動物の剥製や骨格、糞を見てもらいました。
(昨年のアカネズミの観察については、次の記事を見てください!)

事務局長の岡田和久さんが、固定カメラに映っていた動物の紹介。
中村進さんが、昆虫や鳥のお話。

うす暗くなり、ニイニイゼミとヒグラシが涼しげに音を奏でます。

暗い森に入るのはわくわくドキドキ。でもだんだんと目が慣れてきます。

ik_18見つけたもの
ネズミの巣穴 テンの糞 イノシシの足跡&足音(?) オオルリが使った巣

カマドウマ ナナフシ ムカデ カナブン(可愛いのに子どもたちに人気がない)

クワガタムシ トモエガ ルリタテハ クロカミキリ 羽アリがたくさん

昼間見れば、見過ごしそうな虫たちも、懐中電灯を照らして見るとやたらと存在感が出ます。

そしてアナグマの巣!!  ほかにもいろいろ 

帰りにカブトムシを1匹ずつもらって解散です。

約3時間、湿った暗い森の中、動物たちの気配と一体化できた体験は、きっと忘れないでしょうik_18







  

Posted by ポケット at 01:02Comments(2)企画プログラム

2011年07月17日

31 土壌動物 自然を測る物差し

前回ご紹介した「土壌動物調べ」は、今までいろいろな学校やフィールドでおこなってきました。

小学生、専門学校生、そして生涯学習施設。

身の回りの自然、雑木林、そして学校の庭など。

落ち葉が重なっている土が少しあれば、どこでも、また季節や天候を問わず、実習ができます。

虫が嫌いな若い学生にとっては、憂鬱な授業になるようで、カブトムシの魅力的な3齢幼虫をも気持ち悪がるとは、、face07

一方で、土をいじって小さな生き物を知った楽しさから、理科が好きになったという子どもがたくさんいます。
高齢者の方たちは、かつての昆虫少年時代を思い出され、嬉々として取り組まれます。

気軽にできる土壌動物調査。環境を測る指標にもなります。ぜひ、ためしてみてくださいicon22


図をクリックしてお読みください。

朝日新聞和歌山版2010年8月16日掲載
無断転載を禁止します。  

2011年07月09日

岩出市の小学校で土曜おもしろ教室

本日、岩出市の小学校で定例の土曜おもしろ教室が開催されました。

この教室は、子どもの理科離れを解消しようと、いろいろなゲストティーチャーを迎えて、観察や実験、工作などをおこなうもので、保護者と一緒に子どもたちが楽しく学ぶ機会になっています。

今回、私も1つの講座を担当させていただきましたface02

テーマは「土の中の生き物しらべ」
導入のお話 「落ち葉はどうなっていくかな?」「土になる!」「どうやって?」「・・・」
土の中を調べてみよう。 どんな生き物がいるか、どんなはたらきがあるか、未知の世界を調べよう

私が持参した自宅近くの山の土、参加者それぞれが持ち寄った庭や畑、学校の土を、少しずつ白いトレイに入れて、見つけた小動物をわりばしやピンセットでつかまえます。うわ!いたいたなどの声が飛び交います。


初めは、「父親が来られなくなったので代わりに私が、、でも虫が苦手なんです」と言っていたお母さんが、熱心に顕微鏡の前に!
迫力あるヤスデのアップ、小さくて白くてうごめいていたダンゴムシの赤ちゃんなど。
顕微鏡の机はいつも満員状態でした。





そして検索図で動物の仲間を調べ、みんなでホワイトボードに書き込みました。


1時間足らずと短い時間、そして土を探るだけの簡易なやり方でしたが、これだけの動物が見つかりました。
土壌動物は指標生物。環境の点数をたし算(算数の勉強にも!)して、山の土の豊かさを確認しました。

明治神宮の森では、片足の下にヒメミミズが1845匹、ダニが3280匹いたという報告もあるよというと、
みんな驚きの声。
【参考文献 やさしい土壌動物の調べ方 青木淳一 合同出版】
無数の小さな生き物たちが、落ち葉や遺体を食べ、それらを食べる捕食者もいる。さらに分解されて植物の養分になる、そういうつながりやめぐりを、何となく感じてもらえたらうれしいです。

自由研究でやってみたいから、ツルグレン装置の作り方を教えて、と質問もありました!
【参考文献 小学校理科やってみよう!楽しい自由研究、東洋館出版社 16-17ページ】
目を輝かせて生き物と接した子どもたち。そして保護者の方々。私にとっても楽しくて素敵な時間でしたface02

関連した過去の連載コラムは次の記事でご紹介します。  

Posted by ポケット at 18:34Comments(0)出張授業

2011年06月22日

7 犬猫の生涯飼育は飼い主の責任

過去の連載記事をさかのぼって、最近の関連する話題と共にご紹介しますface01

地球生物会議発行「全国動物行政アンケート結果報告集」によると、平成21年度に殺処分された犬は65956頭、猫は173300頭です。数値は年々下がっているとはいえ、計239256頭を1年間365日で割れば、毎日、全国で655頭の犬や猫が、人の都合で命を落としていることになります。

殺処分数をゼロに近づけるにはどうしたらいいか、専門学校でこの問題を学生たちと話し合ったこともありますが、ペットを繁殖、流通させる業界のあり方、消費者の知識や意識、影響を与えるメディアの内容、またペットを扱う法律の見直しなど、検討されるべき課題が多くあります。

この中で、動物を生命あるものとかんがみ、適正飼養を促す目的で定められた、「動物の愛護及び管理に関する法律」を、さらに機能する中身に改正しようと、6月4日に大阪でシンポジウムが開催されました。
THEペット法塾が主催し、弁護士、行政、メディア、議員、元取り扱い業者、愛護団体など、様々な立場の方が、講話やディスカッションを通して、現場でのご経験や意見を述べられました。

パネルディスカッションの様子 シンポジウム「真に動物を守る法律へ」

特に共感したのは、熊本市動物愛護センターの松崎正吉所長のお話でした。
以前は熊本の動物園の獣医師でいらっしゃったとのこと(私も動物園に勤務していたので嬉しく感じました)、動物園では怪我や病気でやむなく死んでいく動物はあっても、センターに所属になってからは、尾を振り元気な犬たちがなぜ命を絶たなければいけないかと純粋に疑問を持たれ、処分をできるだけ減らすよう、市民に強い姿勢を持って説明を続けてこられたとのことです。

そのような取り組みの中で、功を奏したのは、地域で動物愛護推進協議会を発足させたこと。そこには、取り扱い業者や愛護団体、獣医師とふだん意見が異なる人たちにメンバーとなってもらい、ブレインストーミングをしながら話し合いを続けた結果、互いに考えが重なるところを共有して、動物の愛護につながる動きを作り出してこられたというお話でした。
その1つの手段として、迷子札をつけよう100%運動と書いたカードを作成し、各店舗や動物病院などで配布しています。

法で規制する方法ももちろん、このように価値観の違う人どうしが相互に歩み寄り、皆にとって利益があり前向きに活動できるしくみづくりも、とても大切と感じましたik_48


熊本市動物愛護センター 松崎所長のご講演 会場から大きな拍手がありました

さらにメディアからは、AERAの記者で「犬を殺すのは誰か」の著者、太田匡彦氏が、情報公開を申請して行政の犬の引き取り申請書を調べ実態を検証したことをお聞きしました。明らかになりにくい部分を、詳細に取材された様子は、私自身も参考にさせて頂きたく思いました。

シンポジウムの総括として、つぎの項目が法の改正点の提案事項として確認されました。
・行政の引き取り義務の記載部分 動物の命を守る愛護法の精神と反する
・動物取り扱い業に関する部分 資格制度 乱繁殖や幼齢販売の規制など
・飼い主の適正飼養義務の明文化 などです。

今後、国で法改正の案が審議され、パブリックコメントの募集も予定されています。多くの市民の声が社会を動かす力になります。関心を持っていきたく思いますik_49

前述の資料によると、和歌山県での平成21年度の殺処分数は、犬844頭、猫2955頭で、計3799頭です。記事のデータ(20年度)より若干少ない程度です。また人口比率で割ると、国内のワースト8位に入ってしまいます。特に猫の処分数が減らないのは、不妊、去勢手術をしないで自由に外で飼う人が多いことにも起因します。愛護法改正の動きに合わせて、飼い主の適正飼養を地域で広めたいと思います。


図をクリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2009年9月21日掲載
無断転載を禁止します。




  

2011年06月20日

58 盲導犬育成の支援

前回記事の続きで、盲導犬育成支援についてご紹介しますicon12

コラムで盲導犬をテーマにしたきっかけは、4月9日に和歌山市内で開催された、華道「水無月会」の第10回盲導犬育成チャリティーいけ花展に伺ったことです。
生け花と盲導犬?意外なコラボレーションの経緯もお聞きしたく会場を訪れると、ダイナミックに花や木が演出される随所に、盲導犬の解説パネルや写真が織り込まれていました。
水無月会の久世松月さんによると、「生け花を一般の人に身近に感じてもらい、社会貢献もおこないたい」と、平成5年から始められたそうです。寄贈先は、盲導犬訓練所が田辺市にあった日本ライトハウスに決め、寄付金や犬を移送する車の贈呈などを続けておられます。
ik_09私もほんの少しだけお花を習った経験から、生け花も楽しく観賞させていただきました。水無月会さんの「蕉月流(しょうげつりゅう)」は、県内だけにある流派で、自然の美しさや時の流れを、草木の形そのままを生かして表現するのが特徴だそうです。
器に飾られた朽木や苔が生命の循環の語り部となり、力強さを感じました。そしてここに重なる犬たちの姿。生命の大切さという共通のメッセージが相乗効果として伝わってきました。

展示会場で 水無月会と日本ライトハウスの皆さん

そして、盲導犬育成に直接関わる支援についても知りたく、記事でお伝えした、日本ライトハウスのボランティアデーに参加しました。パピーウォーカーや引退犬を引き取るボランティア以外に、繁殖犬ボランティアや、盲導犬にならなかった犬を引き取るボランティアなど、それぞれの段階でたくさんの人が、1頭の盲導犬の育成、そして一生に関わっていることを、強く実感しました。
それぞれにお話を伺うと、繁殖ボランティアさん「パピーウオーカーを希望していたけれど、夫婦とも仕事をしているので繁殖ボランティアに。おとなしくて手間がかかりません。」2頭目のパピーを預かる女性は、「離れるときは辛いけれど盲導犬を育てているという使命感がある」とのことでした。単に犬が好きだけでなく、社会貢献を目的に、時間や経費もかけて取り組んでおられました。記事でご紹介した3頭のオスを持つ繁殖ボランティアの方は、さらに引退した補助犬を支援する日本サービスドッグ協会を運営されています。

「盲導犬は人のために仕事をして大変だとも思われるが、生涯、ずっと、人のそばで過ごせる盲導犬はしあわせかもしれない」とその男性が言われた言葉も印象に残っています。
そして前回の記事と重ねて、盲導犬を通して、人と人とのつながり、思いやりが育まれる社会を願いますik_14


図をクリックしてお読みください。
朝日新聞和歌山版2011年6月20日掲載。
無断転載を禁止します。

ik_48記事でご紹介した、繁殖ボランティアの方から、文章の表現について、次のご助言をいただきました。
・オス3頭を飼う→訓練所から委託され預かっている ことも付記してほしい
・ユーザーの話を聞くと→ユーザーの方からいろいろなことを学ばせていただいている 感謝の念をお伝えしたい。

後者の「学ばせていただいている」というお言葉は、他のボランティアの方からもお聞きし、ユーザーさんやボランティアさんたち相互のお心遣いに感銘を受けた次第です。初めの原稿案(たたき台案)には表記させていただきましたが、字数の関係で手直しや削除する部分が出て、十分なお伝えができず申し訳ありません。丁寧にお伝えできるよう尽力したく、今後も皆様から感想やお気づきの点、お伝えいただければ幸いですface02  

2011年06月11日

57 盲導犬とのくらし

連載記事でご紹介できなかった、取材での体験話をお伝えします。face01
国内で盲導犬を育成する機関の1つ、日本ライトハウスに、県内での盲導犬のユーザーをお尋ねしたところ、坂井さんを紹介いただきました。お宅に伺う時、盲導犬は家でも静かにしているのかな?私にどんな反応を示すかな?など、少し緊張して玄関のチャイムを押すと、大はしゃぎのナッティが飛び込んできました。人懐こい家庭犬と同じ印象です。「おとなしくしていなきゃ。あんた盲導犬なんやで」と微笑む坂井さんは、ユーモアに富む大らかな方で、そのお人柄にもひかれ、リラックスした雰囲気で楽しくお話させていただきました。
盲導犬を持つことにより、他の方に気兼ねなく、自由に行動ができ活動的になると言われました。ただ、県内には視覚障害者が利用できる娯楽施設が大阪などに比べそれほど多くなく、歩くよりは車で移動することが多いので、盲導犬を利用する必然性があまりないかもしれないとのことでした。坂井さんは電車やバスなどに乗り、あちこち遠出されますが、ぶつかられたり、連れている人への配慮がなかったりなど、周囲の人がもっと余裕を持ってくれればと話されました。健常者も障害者も関係なく、みんなが思いやりを持てたら。本当は盲導犬がいなくても、みんなで声を掛け合い、支援のリレーで、障害者がスムーズに、どこでもいける社会になれれば理想だと言われたのが印象に残っています。
また、引退犬の世話をする人の存在も知ってほしいと言われたり、私が最初の原稿案でナッティーと語尾を伸ばして表記していたら、「ナッティ」はPW(パピーウォーカー)さんがつけてくれた大事な名前なのよ、と教えてくださったりなど、盲導犬を引き継ぐほかの人たちのことを、大切に気遣われていることも知りました。支援に関わる人たちのコラムは、20日に掲載予定ですik_18
お話の最中、ずっとそばにまとわりついてきたナッティですが、私が帰る支度をすると、知らない他人のように無反応でとても静かに。状況をしっかりわきまえているように感じました。賢いナッティ。これからも元気で良い仕事をしてね。
室内ではやんちゃなナッティ


図をクリックしてお読みください。朝日新聞和歌山版2011年6月6日掲載。
無断転載を禁止します。

ik_20ブログを読んでくださった坂井さんから、以下のコメントを私信にいただきましたので、こちらにご紹介します!

その節は私のよもやま話に長時間お付き合いいただき ありがとうございました。
また このようにこちらに紹介もしていただいたこと うれしいです。
私の方はぼちぼち学校からゲストティーチャーの依頼が来ております。
取材の様子なども 話したいと思ってます、では~ またおじゃまします。


こちらこそ、ありがとうございました!またよろしくお願いしますik_14