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プロフィール
ポケット
ポケット
松本朱実(まつもとあけみ)
動物教材研究所pocket                    

「pocket」の意味
動物解説員として東京の動物園に勤務中、カバンに骨や羽、模型などを詰めて小出ししながらガイドをしていました。子どもたちから「ドラエモンのポケットみたい!」と言ってもらい、以来、動物の不思議をわくわく発見できる働きかけをおこないたいと、この名前を使っています。                                              

もう1つの意味として、ポケットは、潜在する資源(動物の情報資料、人々の興味や探究心)ととらえ、これらを引き出して動物や環境に対する興味や認識を広げる支援をしたいと思っています。     
                                   
全国どこでも、いろいろな教材をカバン(ポケット)に詰めて出張授業や企業の研修機会など、遊びにうかがいます♪                    

ポケットにちなみ、カンガルーのイラストは近所の絵手紙を描かれる美術の専門の方に描いていただきました。有袋類は私が好きな分類群の1つで、飼育係をしていた頃、ダマワラビーの人工哺育をおこなった経験があります。

2012年01月17日

経済学部の大学生に頭骨を用いた講義

1月11日、神戸の国際系の大学で、ゲストスピーカーでエコロジー論の1コマを
講義させていただきました。

担当の先生からのリクエストは、動物の多様さを食べ物を通して何か実感できること。

そこで「動物の食性と形態 多様な特徴と環境との関わり」というタイトルで
お話しました。

ワークシートでは頭骨図などを入れて
種類を考えてもらいながら進めました。



もちろん、自宅にある標本もあれこれ持参しました!

けれど、動物好きの専門学校生や、興味津々の子どもたちと違い、
文系の学生さん(留学生の方も含む)は、骨を見て、どんな反応をするだろう。。

と、予想ができない部分もありましたが、

反応はとても良く、皆さん、手にとり、本物ですか? などと目を輝かせていましたface02

食べている様子を撮影した動画も見てもらったのですが、
ラマが反芻する映像を見てもらうと、
へーと大きな反応がありましたik_20

反芻そのものが、意外な発見だったようです。

いろいろな歯の形、体のしくみ、食べ物、食べ方を、実感してもらってから、

環境への適応について話、

その環境が悪化することによる影響、生物多様性の危機の話をしました。

そして私たちも動物の一員であることも。

講義後の感想で、

食べ物によって形がいろいろ違うのがよくわかった。
とても面白かった。
反芻するのは、手間がかかりそうにも思った。


さらに、
動物の絶滅は自然現象とはとらえられないか?

と質問する男子学生も。改めてディスカッションができ、
多角的に見て、考える機会になったと言ってくれました。

動物以外の分野を勉強している若者たちとご一緒して、
私も良い経験となりましたface02
  

Posted by ポケット at 23:23Comments(0)講演・講義